地方公務員【土木職】になるために・・・

公務員試験(特に土木)を受験される方を対象にしたブログです。技術職受験をメインにしたサイトが少ないため作ってみました。

公務員試験の区分と日程

f:id:Rokuhara:20150930160350p:plain

 この記事では、分りづらい公務員試験の基礎知識(試験区分と試験日程)について説明します。試験勉強を始める前に知っておかないと勉強が無駄になるかも・・・

 試験区分 

 

まず自治体職員を目指すにあたって、地方公務員の試験区分について大まかに説明します。まず地方公務員は高卒でも短大卒でも四年制大卒でもなることが可能です。

  • 高卒→地方初級
  • 短大卒→地方中級
  • 四年制大卒→地方上級
上記のように学歴に応じて受験区分が定まっており、それぞれの区分によって入庁後の給与や昇級スピードが異なります。企業で例えると初級・中級が一般職で上級が総合職といっても差し支えないと思います。
 
さらに試験区分が細分化されており、行政事務職・建築職・電気職・機械職・土木職・電気職など・・・の中から自分が希望する職種を選び、各試験区分の選考に進みます。
(例:地方上級の土木職を受験)
 
※当ブログ管理人も含め多くの方が地方上級での受験だと思いますので、地方上級メインで話をします。
 

試験日程

「色んな市役所を受験しまくって何が何でも公務員になってやる!!」
とお考えの方もいらっしゃると思いますが、実は基本的には3つの地方自治体しか受験することはできません…
(※国の機関はさらに併願が可能です。職員の二次募集等もあります。)
 
その理由は各自治体の一次試験の日程が重なっているからです。日程は3つに分けられており試験日が早い順にA日程・B日程・C日程があります。
 
  • A日程→県庁、政令指定都市など
  • B日程→中核都市など
  • C日程→小規模市町村など
といった具合の分類となっています。つまり◯◯県庁と政令指定都市の◯◯市役所は試験日が同じため、どちらかしか受験できないということです。これは誰かに教えてもらうまで中々気付かないことですので、覚えておいてください(笑)日程は公開されているため、各自で志望先の試験日程を確認して早めに受験計画を立てておくことをお勧めします。
 
※自治体によって試験区分や日程が異なる場合があるため、詳しくは志望先の受験案内をご覧下さい。
 
このように公務員試験は民間企業の採用試験と異なる要素が多いため、行政職志望の方も技術職志望の方も、これらのことを理解しておきましょう。
 
導入はこのくらいにして、次の記事ではスケジュールについて紹介します。